SPD-SLペダルをSPDペダルにしてみる(実走)
SPDペダルに換装してから2週間、合計230kmほど漕いできました。
実走した感触を踏まえて、この記事では
を書きます。
比較条件
SPD-SL
- ペダル:PD-R540
- クリート:SM-SH11(黄色)
- シューズ:SH-R065(マジックテープ)※旧モデルの為リンク無
- ペダル:PD-M520
- クリート:SM-SH51(シングルモード)
- シューズ:CT5(紐)
歩きやすさ、カジュアルさ(最重要視)
予想はしていましたが、SPD-SLと比べ物にならないくらいに気楽です。
特に3.の要素によって、近所に買い物に行くためにロードバイクで行くことも不自然ではなくなり、よりロードバイクが身近な存在になりました。
これは、ロードバイクを置物にしないという点で極めて大きな意味を持つと思います。
さて、SPD化した理由が「観光・輪行を楽に行いたい」というものでした。
現状、歩きやすさや取り回しの良さでSPDにかなりのアドバンテージがありますので、以下に述べるクリートの装着・ペダリング性能に著しい欠点がない限りは、観光目的ならSPDで良いと結論付けることができます。
クリートのペダルへの装着
シューズをペダルに置き、後ろから前に滑らすとクリートの部分が引っかかります。その位置で踵に体重かけて押し込むと「カチッ」を音がし装着されます。
装着の際に遭遇する困難として
- ペダルとクリートが小さいため、目視や足裏の感覚で位置を確認しづらい
- 押し込む際に足の角度が間違っていると幾ら力を入れても嵌らない
という点が挙げられます。
私の場合、特に左足がガニ股になっている傾向があるようで、やや内股気味でないと嵌らないことがわかりました。左足を嵌め込むときは、なかなかスムーズに嵌らず、押し込みながら足首を捻ることが多いです。
一方、楽になった点として
- ペダル両面で装着可能なので、目視しなくてもよい
点が挙げられます。
SPD-SLペダルは裏面が来た場合、180°回転させる煩わしさがありました。しかしSPDペダルの場合、目視なくても適当にペダルに力入れたらそのうち嵌まります。
以上より、クリートの装着という点ではSPDに著しい欠点はあるとは言えません。
ビンディングの固定感、ペダリング性能
SPDペダルはSPD-SLペダルと比較するとかなり小さいです。
SPD-SLは「面」で固定、SPDペダルは「点」で固定されている印象を受けます。
これに関連して、
の特性があると考えます。
とりわけ2.の特性にまだ慣れておらず、疲れてくると左足がなかなか外せなくなります。SPD-SLだと明らかに「これ以上回すと外れる」という点があるのですが、SPDだとその閾が曖昧な気がします。
しかし、100kmと120kmのアクティビティを観てもSPD-SL時代と比べて明らかに平均移動速度に差があるとは言えません。
よって、グラつきの少なさ・安定感という面でSPD-SLに若干軍配が上がりますが、パフォーマンスに影響するものではなく、やはりSPDに著しい欠点は見つかりません。
結論
ゆるポタ・観光が目的ならSPDで良いと思います。